奈良県吉野郡川上村

2017年01月25


日本の滝百選に戻る

Road Map :R169を南下して道の駅”杉の湯川上”から更に4km南下すると林道入口がある。
Route Map:林道は積雪の為、井氷鹿の里で通行止め。井氷鹿の里の有料駐車場に車を停める。
日本の滝百選』  今冬最初の滝見として奈良県有数の氷瀑を見に行く。
川上村観光ガイドより
御船の滝(みふねのたき)は、高さ約50m、2段になって水が勢いよく流れ落ちます。冬期の氷瀑は文殊菩薩を現すとも言われ、知恵を授ける滝と伝えられます。数ある川上村の滝でもその姿は優しげでファンの多い滝です。滝見台もあるので静かな御船の滝でのんびり過ごしてください。
「御船」の由来として、
(1)滝のある谷の名前である船ヤ谷から命名された。
(2)美しい船ヤ谷の滝から御(美)船の滝と呼ばれた。
などが伝えられています。
水が汚い
迫力ある大きな滝なのに水が汚く、勿体無く感じる。
兵庫県下最大の天滝も水が汚くがっかりした。大きな滝には綺麗な水が流れていて欲しいが、標高の低い兵庫の滝ではそれは望めないのか。
御船の滝 (落差40m)
毎日をこたつの番をして過ごしているのに、山友から氷瀑見学の誘いが舞い込んで来た。
運動不足で歩きたくないが、滝見くらいなら行ってみようかと出掛ける。
出発時の朝6時の外気温は−4℃、今冬一番の冷え込みで氷瀑への期待が高まる。
みふねのたき
往路:1時03分
復路:36分
コースタイム:1時間47分(滝見時間含む)
R169から武光橋を渡り、林道に入ると最初は乾燥した路面であったが、次第に積雪が多くなり、スタッドレスタイヤでも滑り出す。
ちょっとしたミスでスタックする場面があり、タイヤチェーンを着けようかと思ったが、チェーンを付けていない車が数台上って行ったので、チェーン無しで通行止めゲートのある井氷鹿の里まで上ってしまう。
井氷鹿の里の駐車場は有料で500円取られた
今日は平日の水曜日なのに井氷鹿の里には沢山の車が来ていた。
全て氷瀑目当てのアマチュアカメラマンだと思う。9時16分にアイゼンを着けて林道を歩き始める。気温は−2℃、歩き始めは寒い。
林道の積雪は10cm程、しっかりとした踏み跡があるので歩き易い。
気温は低いものの風がないので歩いていると暑くなってくる。
林道歩きに退屈して来た頃 ”岩戸の滝”の表示が現れた。
これが”岩戸の滝”落差は不明。
”岩戸の滝”へは展望台があり、更に沢に下る階段があったが、階段は通行止めとなっていた。いつもなら通行止めを突破するのであるが、大した滝ではなかったので沢には下りなかった。
次に”奥の宮”への道標が出て来たが、史跡、名水には興味無く素通りする。踏み跡がまったくないので誰も行っていない様だ。
林道は井光川沿いに通っており、所々に小さな滝、綺麗な沢を見ることが出来た。
林道から”御船の滝”は130mと表示されていた。
10分は掛からないだろう。
林道歩き55分で滝見登山道の入口に着く。ここには駐車場があり積雪通行止めが解除されればここまで車で来ることが出来、駐車料も不要となる。まぁ、その時には氷瀑を見ることが出来ないが・・・
滝見口から入ると積雪でよく判らないが、良く整備された雰囲気の良い登山道(遊歩道)となる。
こんな道ならもっと歩きたいが、直ぐに前方に滝の姿が見えて来る。
駐車場から1時間03分にて”御船の滝”に着く。平日なのに暇じじぃのアマチュアカメラマンが沢山来ていた。今日の奈良県の天気予報は快晴だったのであるが、薄曇りでお陽さんは顔を出してくれない。じじぃ達は晴れ待ちで粘っている様だ。
氷瀑した”御船の滝”(落差40m)は完璧に凍結しているのではなく、まだ滝水が少し流れ落ちいる状態。肉眼では薄い青氷として見ることが出来たが、天気悪く写真には乗らなかった。
滝壺周辺にはツララの群成が見られたが、か細くて迫力は無しだった。
8分程、写真を撮りまくって、晴れ待ちのじじぃ連中を尻目に引き返す。
林道の橋の上から綺麗な沢を覗いていると、大事なストックを沢に落としてしまった。周辺は高い崖であり、沢まで拾いに行く事が出来ず、
お気に入りのストックとお別れとなった。落としたストックはザックを買った時におまけで付いて来たものであり、悔しさは少なかった。
御船の滝の氷瀑
氷瀑ツアー(7,500円)が実施される程の人気の氷瀑であり、初めて氷瀑を見る方は絶対に大感激すると思う。ただ、各地で氷瀑を経験している者には驚く程の氷瀑ではなく、大きなサプライズにはならないだろう。スケールは有馬四十八滝、笠形山の扁妙の滝の氷瀑よりは大きかった。
蜻蛉の滝に行く
帰り道に蜻蛉の滝があるので、2度目ではあるが帰りの駄賃として行ってみる。